投資における選択肢としての株式投資 初心者
2013年アベノミクスによる大胆な金融緩和によって輸出産業を行う大企業が大きな赤字状態から一気に黒字回復した。
これらの大企業に関連する大きくない企業も黒字回復が決算によって示されるケースが多い。
ゼネコンのみならずバイオ関連企業も国の政策などによって追い風となっている。
これらのことから2013年において、様々な上場企業が赤字から黒字転換をしていることは投資において、またとないチャンスと言える。
上場企業の業績が回復すれば低迷していた株価も上昇に転じる。黒字転換したら株価か2~3倍に高騰することもしばしば見られる。
銀行に預けるよりも株に投資したほうが明らかに資産が増える可能性があると考えても不思議ではない。
配当のある銘柄を持っていれば、配当の収入のほかにも業績によっては初期投資の株価自体の上昇も期待される。
リーマンショック以前にデイトレードなどによる株の投資ブームがあったが、2013年に入り株を辞めていた人たちがリベンジしていることもしかり、証券会社の口座開設数の増加もしかり、初心者を含めた株式投資が賑わいを見せている。
初心者としての初心で株式投資
初めて株式投資をしようと考えた場合、多くの人が共通の基本的な考え方を持っているのではないだろうか。
・ 会社の業績が安定しており配当が毎年見込まれる銘柄
・ 会社の成長性の観点から業績が伸びている。又は、伸ばすと見込まれる銘柄
初めて銘柄を選ぶときはこのようなスタンスで選び抜いていくのではないだろうか・・・
このような純投資が一番健全な方法であるが、株をやっていると様々な誘惑に惑わされることになる。
いろいろな銘柄の動向を分析していると一週間で株価が2倍・3倍になる銘柄を毎日のように見つけようと思えば簡単に見つけられる。
株価上昇ランキングなどを見ていれば一目瞭然。
暴騰銘柄を見ていると誘惑に駆られるのは当然であるが、極めてリスクが高いことの認識が希薄になることに注意したい。
情報収集のために暴騰中の銘柄の掲示板を見れば、投資意識のリスクが低下してくことを自覚できるようになる。
暴騰銘柄の投資リスクが希薄になってしまうことを感じていながら暴騰銘柄に投資してしまう人が多い。
● 注意したいこと
暴騰銘柄を買うということは、暴騰中の銘柄を買うということである。
暴騰があれば暴落も相当に考えないといけない。 勇気を出して買ったにも関わらず、買った途端に株価が下がるというのはいつものことである。
掲示板では「目標株価・○○○○円まで上がる」などというのを頻繁に目にする。
株価が下がり始めたのに掲示板に書かれていることを信じ、リスクに目を背けて大きな損失を負うことも多々見られる。
会社勤めの人が出勤前に注文を出して帰宅してみたら20~30%下落していることは不幸であり、日中に株板を見られる人でなければ暴落に対応できないのである。
そもそも掲示板に書かれているように目標株価に達したケースがどれ程あるのだろうか。
ガンホーなどのように業績もともなって、投資家の予想を超えて上昇するのは1年または数年に一度あるぐらいである。
大損して自分を振り返ったときに やっぱり健全な銘柄に投資すれば良かった。となってしまう。
まさに、初心を誘惑に駆られて自分を見失ったのである。投資目的の株がマネーゲームのコインになってしまったと言える。
上記に書いたような初心の判断基準は忘れないようにしたいところ。なによりも情報収集と分析が必要不可欠である。
もちろん暴騰銘柄に手を出して大きな利益を出すケースもある。
しかし、リーマンショック前の投資ブームで多くの人たちがお金を失っていることを繰り返さないようにしたい。